エンディングノート

100円ショップのノートで始めるエンディングノート
~60代からの「自分らしい人生のしめくくり」の準備~
皆さんは「エンディングノート」という言葉を聞いたことがありますか?
最近では本屋さんやインターネットで立派なエンディングノートが販売されており、人生の終わりに向けての準備や、大切な家族へのメッセージを残すためのツールとして注目されています。
ただし、いざ手に取ってみると「内容が細かすぎて難しい」「途中で書き進めるのが大変」「そもそも買っても続かない」と感じる方も少なくありません。
そこで今回ご紹介したいのが、「100円ショップのノートを使ったエンディングノート」です。特別な形式でなくても、1冊のシンプルなノートがあれば、ご自身の思いを残すことは十分に可能です。むしろ、シンプルだからこそ書きやすく、気軽に始めやすいというメリットもあります。
なぜエンディングノートが必要なのか?
- ご自身が亡くなったとき、ごが預貯金や年金の情報が分からない
- 葬儀の希望が分からず家族が悩む
- 遺産分けについての思いが伝わらない
- 大切な友人への連絡先が分からない
100円ショップのノートで十分な理由
- 自由に書ける
- 思いついたことから始められる
- 形式に縛られない
書いておきたい内容例
- 自分の基本情報(氏名・生年月日・住所・家族構成)
- 大切なお金の情報(銀行口座、保険、年金など)
- 医療や介護の希望(延命治療の有無など)
- 葬儀やお墓の希望(葬儀の形式、埋葬方法など)
- 大切な人へのメッセージ
書き方のコツ
- 思いついたときに書く
- 鉛筆や消せるペンを使う
- 完成を目指さず少しずつ続ける
税理士としての視点
- エンディングノートに法的効力はないが、ご家族に亡き後の想いを伝えることができる
ただし、遺言書は法的効力があるため、財産分けは遺言書で準備 - ノートに残すことで家族への理解が深まる
まとめ
- 60代はエンディングノートを始めるのに最適な時期
- 100円ノートなら気軽に書ける
- 家族への思いやりと自分の安心のために、今日から始めてみましょう